食欲抑制剤(サノレックス)によるダイエット
 

痩せたい…スリムになりたい…永遠のテーマのようなものです。
誰しもが楽してダイエットを望むものです。…
医学の進歩によりこの楽してダイエットが現実味を帯びてまいりました。
(四ッ谷レディスクリニック  院長 小林秀文)




Q1: サノレックスを内服するとなぜ食欲が低下するのですか?
A1: 人の食欲は、脳の視床下部という部分にある「腹内側核」「外側視床下野」「傍室核」で調整されています。サノレックスは、マジンドールという成分の内服薬です。

食欲を抑制する作用があります。この薬を飲むと、空腹感が少なくなります。だから、計画どおりのダイエットが可能です。

Q2: クセになることはないですか?
A2: サノレックスは、化学構造上「アンフェタミンの誘導体」に属し ます。アンフェタミンには身体依存の副作用があります。したがって、サノレックスも一応、身体依存がおこるリスクがあるといわれています。

しかし、実際には投与後2〜6ヶ月で効かなくなってくるのが現状ですので身体依存はないようです。むしろ問題なのは精神依存です。薬はもう効いていないのに、「飲んでなければなんか不安」という気分になることがあります。医師の指導をきっちりと守って利用するようにしてください。

Q3: 保険はきかないのですか?
A3: BMI35以上の高度肥満の場合は、保険が適応されます。
高度肥満でない場合は、保険はききません。保険外診療で利用してください。

Q4: サノレックスを内服すると、汗の量が増える気がします。気のせいでしょうか?
A4: サノレックスにはノルエピネフリン様の作用があります。この作用のために、エネルギー代謝が亢進し、汗の量が増えることがあります。その作用のおかげで、一日中何もしなくてもエネルギー消費量は増えることになります。

Q5: サノレックスを利用してはいけない人ってありますか?
A5: 緑内障を患っている人、重症高血圧の人、薬物やアルコールの乱用歴のある人、精神分裂病患者、妊婦、授乳中の人などは利用してはいけません。

Q6: どれくらいの期間までサノレックスを飲みつづけていいのですか?
A6: 基本的に3ヶ月で、いったん中止するべきです。その後は医師と相談しながら、サノレックスを利用する時期、休止する時期を繰り返すのがいいでしょう。

Q7: どのような副作用がありますか?
A7: 口渇感、便秘、口中苦味感が多いです。開始した当初は、倦怠感、脱力感、悪心、胃部不快感などがあります。医師はあらかじめ副作用の対策を考えていますから、重大な問題になることはないはずです。

Q8: 費用はいくらくらいですか?
A8: 保険医療は適用されませんので、サノレックス1錠1000円。初診時に診察料 採血料、指導料など5000円が別途必要になります。